アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドシェアを発表

2週間前
3分読む
11 ビュー

アムンディの新しいトークン化シェアクラス

アムンディは、ユーロマネーマーケットファンドのイーサリアムベースのトークン化シェアクラスを発表しました。この新しいシェアクラスは、CACEISのウォレットインフラを利用してオンチェーンでの注文を可能にし、安定コインや将来の中央銀行デジタル通貨(CBDC)での決済を行いながら、従来の流通チャネルも維持します。

デジタル資産戦略の拡大

アムンディはヨーロッパ最大の資産運用会社であり、イーサリアムネットワーク上で初のトークン化シェアクラスを導入することで、同社のデジタル資産戦略の拡大を示しています。この製品は、公開ブロックチェーンに記録されたシェアクラスを通じて、アムンディのマネーマーケットファンドの1つへのアクセスを提供します。

新しいシェアクラスの詳細

新しいクラスは「アムンディファンズキャッシュEUR – J28 EUR DLT」として指定され、イーサリアム(ETH)ネットワーク上で運営されます。ブロックチェーンベースの構造は、透明な記録保持と取引の完全な追跡可能性を実現すると同社は述べています。

この発表は、分散型台帳技術を通じてファンドインフラを近代化し、同社の投資家基盤を拡大するための取り組みの一環です。

CACEISとの提携

アムンディは、デジタルウォレットシステムとブロックチェーンベースの注文プラットフォームを提供する資産サービス会社CACEISと提携してこのプロジェクトを開発しました。このインフラは、継続的な注文処理を可能にし、安定コインや将来のCBDCでの決済を行うためのサブスクリプションと償還の枠組みを確立します。

投資家への新たな選択肢

アムンディとCACEISによると、この統合により即時の注文実行と継続的な運用が可能になります。このファンドは従来の流通チャネルを通じて引き続きアクセス可能であり、トークン化されたシェアクラスは既存のアクセス方法の代替ではなく、投資家にとっての追加オプションとして機能します。