テザー、ハドロンプラットフォームにChainalysisのコンプライアンスツールを統合し、資産トークン化のコンプライアンス基準を向上

1か月前
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テザーの新たな統合発表

テザーは、ブロックチェーンデータプラットフォームであるChainalysisのコンプライアンスおよび監視ツールを、資産トークン化プラットフォーム「ハドロン」に統合したことを発表しました。この統合により、ハドロンは機関向けのリスク検出リアルタイム取引監視、包括的な「Know Your Transaction」(KYT)サポートを提供することが可能となります。これにより、ハドロンのユーザーは、初期段階からグローバルな規制基準を満たすことを目指すことができます。

ハドロンの機能と対象市場

ハドロンは主に機関、企業、政府を対象として、複数のブロックチェーン上で安定コイン、債券、ファンド、商品担保トークンなどの資産の発行と管理をサポートしています。このアップグレードには、エコシステム全体の取引監視、統合された「Know Your Customer」(KYC)およびKYTフレームワーク、さらには企業システムのシームレスな統合を促進するAPIインターフェースが含まれています。

テザーの取り組みと業界での影響

テザーのCEOであるパオロ・アルドイーノ氏は、この取り組みがハドロンがコンプライアンスを重視し、安全でスケーラブルな資産トークン化プラットフォームを構築していることを示すものだと述べています。また、Chainalysisの共同創設者でCEOのジョナサン・レビン氏も、この協力によって機関や組織に対してコンプライアンスに基づくデジタル資産ソリューションを提供できることを強調しています。

テザーはこれまでに、世界55カ国の255の法執行機関と協力し、27億ドル以上の不正資産の凍結に貢献してきました。