ナスダク上場のMicroCloud Hologram、ビットコイン関連デリバティブに2億ドルを投資

2週間前
3分読む
3 ビュー

MicroCloudのビットコインおよび暗号通貨への投資

ナスダク上場のMicroCloud Hologramは、ビットコインおよび暗号通貨関連のデリバティブに最大2億ドルを投資しました。6月3日のプレスリリースによると、深圳に本拠を置く同社は、最大2億ドル相当のビットコイン及び暗号通貨関連の証券デリバティブを取得したとされています。これらの金融商品はデジタル資産のパフォーマンスに基づいています。

デリバティブの利点とMicroCloudの戦略

MicroCloudは、購入したビットコインとそのデリバティブを資本準備金に含めると述べています。直接的にビットコインを購入して財務保有資産に追加するのとは異なり、デリバティブは資産の物理的な所有を必要とせず、価格変動に対するエクスポージャーを提供します。このアプローチにより、MicroCloudのような企業はボラティリティを管理し、ポジションをヘッジしながらも、流動性を維持しつつ暗号市場のトレンドから利益を享受することが可能になります。

MicroCloudは2025年2月にビットコインおよびデジタル資産への投資計画を初めて発表しました。この投資は、同社の財務戦略の一環であり、財務の安定性と長期的な成長の可能性を高めることを目指しています。

将来の展望と新興技術への注力

また、ビットコインと暗号通貨デリバティブへの投資は、戦略的なヘッジとして機能するだけでなく、ブロックチェーン技術量子コンピューティング量子ホログラフィーAI駆動の拡張現実などの新興分野でのMicroCloudのビジョンを支えるものとされています。この資金は303百万ドルの現金準備金から引き出されています。

さらに、同社はすでに暗号通貨保有により累積で1908万ドルの投資収入を得ており、デジタル資産や関連する証券デリバティブ、さらなる技術開発に資本を投じていく計画です。

暗号通貨へのエクスポージャーを持つ企業の増加

深圳を拠点に、MicroCloudは中国の子会社を通じて運営しており、過去数週間で暗号通貨へのエクスポージャーを持つ企業のリストに加わりました。

以前に報じられたように、5月にはEコマース企業のDDC Enterpriseがビットコインを将来の財務戦略の中核に据え、5000 BTCの準備金を構築する計画を発表しました。また、モビリティプラットフォームのWebus Internationalは、国境を越えた支払いのためにXRPの準備金を3億ドル調達する計画を発表しました。