パキスタン、日本のCBDCプロジェクトに協力を要請

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パキスタンのCBDCプロジェクトとSoramitsuの役割

日本に拠点を置くブロックチェーン開発者のSoramitsuが、パキスタン政府の中央銀行デジタル通貨(CBDC)プロジェクトの構築を支援します。Soramitsuは、これまでに類似のプロジェクトに関与してきました。

デジタルルピーのパイロットとその背景

パキスタンのCBDCパイロットは、オフライン決済機能を考慮して実施されています。より多くの国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を開発し、決済インフラをデジタル時代に移行させています。世界で25番目に大きな経済を持つパキスタンは、ブロックチェーン技術のリーダーであるSoramitsuの支援を受けて、同社のCBDCプラットフォーム上で運用されるデジタルルピーのパイロットを構築・開始します。

このデジタル通貨は、日本の経済産業省のグローバルサウス未来志向共創プロジェクトの資源で資金提供される予定です。Soramitsuは、1月にパプアニューギニアでのデジタル通貨の概念実証の開発に貢献し、ソロモン諸島中央銀行と協力してソロモン諸島ドルのCBDCであるBokolo Cashの立ち上げにも関与してきました。

パキスタンのデジタル通貨の発行可能性

パキスタンは2019年から国家デジタル通貨の発行可能性を探ってきましたが、パキスタン中央銀行の総裁であるジャミール・アフマドは、同機関が7月にそのような通貨のパイロットを開始する準備を進めていることを明らかにしました。また、デジタル資産に関する規制が最終調整中であることも強調しました。

「パキスタンのCBDCの重要な要件の一つは、現金のような条件で運用できる能力であり、インターネットが利用できない地域で市民がデジタルマネーで取引できるようにすることです。」

このプロジェクトが成功すれば、現金をこれらの地域に配布する際に同様の課題に直面している国々の模範となる可能性があります。

国家ビットコイン政策への関心

国家デジタル通貨に加えて、パキスタンは最近、国家ビットコイン政策の確立にも関心を示しています。パキスタン当局は最近、エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領と会談し、同国のビットコインの経験を検討しました。

パキスタンはまた、国家ビットコイン準備金の設立と、暗号マイニングおよびAIデータインフラ活動に2,000メガワットを割り当てることにも関心を示しています。