中国湖北省の裁判所が、バックドアコードを使用した仮想通貨盗難事件の被告に対し、約7776万元の詐欺罪で有罪判決を下す

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仮想通貨盗難事件の概要

中国湖北省の雲夢県において、裁判所はバックドアコードを利用した仮想通貨盗難事件に関与した何氏とその共犯者4名に対し、詐欺罪で有罪判決を下しました。この事件では、103人の投資家が約7776万元相当の仮想通貨を失いました。

事件の経緯

事件は2020年に発生し、何氏は自身が設立した分散型仮想通貨取引所のプラットフォームを通じて、投資家から信頼を得るためにセキュリティ監査を実施しました。しかし、その後、セキュリティ監査を通過していないバックドア機能を持つ別のプラットフォームコードを立ち上げ、ユーザーの同意なしに仮想通貨を交換することが可能となりました。

詐欺の手口

2020年10月から11月にかけて、何氏はこのバックドア機能を利用して「Dコイン」の価格を数十倍に引き上げ、その後、大量の「Dコイン」をユーザーが投資した仮想通貨と交換しました。交換が完了した後、何氏は再び「Dコイン」の価格を下げ、ユーザーは仮想通貨を引き出せず、大きな損失を被りました。

最終的に、103人の被害者が損失を被り、詐欺にあった仮想通貨の総額は7776万元を超えました

裁判の結果

2024年9月6日、雲夢県検察庁は何氏、杜氏、李氏、凌氏に対して詐欺罪で起訴し、今年3月21日に裁判所は検察庁の起訴内容と量刑勧告を採用し、上記の判決を下しました。何氏は第一審判決に対して控訴しましたが、最近、第二審裁判所は控訴を棄却し、原判決を支持するとの判決を下しました。

(中国青年日報)