NYCの警官、暗号通貨関連の誘拐・拷問事件に関与か:業務変更

3週間前
3分読む
6 ビュー

ニューヨーク市警察の業務変更

ニューヨーク市警察(NYPD)は、暗号通貨トレーダーが誘拐され、拷問された事件に関与しているとされる2人の警官を業務変更しました。市長エリック・アダムスの警護を担当している刑事ロベルト・コルデロは、被害者とされるマイケル・バレンティーノ・テオフラスティ・カルトゥランを空港から連れ出し、タウンハウスに運んだと報じられています。

事件の進展と関与

ニューヨーク・タイムズによれば、コルデロと他の刑事レイモンド・J・ロウは、カルトゥランが逃げ出したと主張するソーホーのタウンハウスで警備を行っていました。事情に詳しい市の官僚によると、調査が進む間、2人は業務を変更されることとなりました

ABC11の情報では、一人の刑事は非番の際にカルトゥランをタウンハウスへ運んだとされ、もう一人は容疑者から報酬を受けて警備サービスを提供していたとされています。アダムス市長のオフィスは「これらの主張には懸念を抱いており、我々の注意が及ぶとすぐに警官たちは業務変更になりました」と述べています。

誘拐事件の詳細

ジョン・ウェルツとウィリアム・デュプレシーは、5月22日にカルトゥランを誘拐し拷問したとして起訴されています。彼らはカルトゥランに暗号通貨ウォレットのフレーズを明かさせるために17日間拘束したとされています。NBCニューヨークによれば、カルトゥランの推定純資産は約3000万ドルです。

ウェルツは「暗号通貨王」として知られ、デュプレシーは暗号に特化したベンチャーキャピタル会社の共同創設者です。警察は、彼が電気コードで拘束され、感電させられたと主張し、また暴力的な脅しもあったとされています。

「ウェルツが起訴されたことに関連して、NYの警官に対する数十件の苦情を集めた大陪審もウェルツを起訴し、裁判官は保釈請求を却下した。」

警官の過去と監査

コルデロは20年のNYPDのベテランであり、過去には権限の乱用を含む4件の苦情が寄せられています。ロウについては9件の苦情があり、過度な力の使用に関する問題が指摘されています。これらの苦情は2023年11月の事件に起因し、ロウに対する最後の苦情は2024年1月に提出されました。