Bybit、FCAのプロモーションルールに基づきArchaxを通じてUKプラットフォームを再開

6時間前
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BybitのUK市場再参入

Bybitは、100の取引ペアを提供するスポット取引とピアツーピアのプラットフォームを新たに立ち上げ、2年間の休止を経てイギリス市場に再参入することを発表しました。ドバイに拠点を置くこの取引所は、2023年末に金融行動監視機構(FCA)の厳格な金融プロモーションルールが施行された際、UKの顧客へのサービスを一時停止していました。

新サービスの概要

Cointelegraphに提供されたプレスリリースによると、この新サービスはBybit自身の登録や認可ではなく、FCAに認可された企業であるArchaxによる承認を受けたプロモーションのもとで展開されています。Bybitは、UK市場向けの製品が「透明」で「準拠」していると主張しています。

遵守すべきルールとリスク警告

再開にあたり、Bybitは暗号企業がマーケティング、オンボーディング、製品設計を行う際に遵守すべきより厳しいルールブックに従うことを強調しています。取引所は、マネーロンダリング防止(AML)および顧客確認(KYC)チェックの重要性を強調し、UKユーザー向けの今後の製品は市場に「特化」したものになると述べていますが、プロモーション制度の制約内に留まるとしています。

現時点では、デリバティブや高リスクのレバレッジ商品は含まれておらず、プラットフォームは投資した資金をすべて失う可能性や、金融サービス補償制度やオムブズマンの保護がないことについてのリスク警告を強調しています。

UKにおける暗号の採用状況

UKにおける暗号の採用は減少傾向にあり、Bybitの発表は、UKにおける暗号の関与が8%に上昇していることを示していますが、FCAの最近の消費者調査によると、所有率は以前の12%から減少しており、多くの新しいユーザーが投機的なトークンに対して冷めていることが示唆されています。

疑問と今後の展望

このギャップと、FCAの直接的な監視なしに市場に再参入する決定は、これが本当に「責任ある革新」なのか、それともUKブランドで装った規制のアービトラージなのかについて疑問を呼ぶ可能性があります。Bybitは、Archaxの承認が実際にどのように機能するのか、UK顧客が契約しているエンティティ、ハッキングや破産が発生した場合の対応、FCAの期待により立ち上げ時に明示的に除外された製品について、Cointelegraphの質問にはまだ回答していません。