Coinbaseの幹部が銀行の暗号通貨チャーター申請への反発を批判

2週間前
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アメリカ独立コミュニティ銀行協会の反対

アメリカ独立コミュニティ銀行協会(ICBA)は、暗号通貨取引所Coinbaseがアメリカで申請した国家信託会社チャーターに対して反対の立場を表明しています。この動きは、Coinbaseが伝統的な金融システムに接近する中で、銀行の利益を脅かす可能性があるためです。

ICBAの手紙と主張

月曜日に米通貨監督庁(OCC)宛てに送られた手紙の中で、ICBAはCoinbaseの子会社が信託チャーターを申請することに「強く反対する」と述べました。手紙では、暗号資産の保管に関する「未検証」の要素や、Coinbaseの部門が「暗号市場のベアマーケットで利益を上げ続けるのに苦労するだろう」という主張が引用されました。

Coinbaseの反応

Coinbaseの最高法務責任者ポール・グレワルは火曜日のX投稿で、「規制された信託チャーターに反対することを想像してみてください。なぜなら、あなたは暗号通貨が無規制のままでいてほしいからです」と述べました。「これがICBAの立場です。銀行のロビイストが自らの利益を守るために規制の堀を掘ろうとしている別のケースです。」

国家信託チャーターの申請

Coinbaseは、暗号経済と伝統的金融システムのギャップを埋める計画の一環として、10月に国家信託チャーターを申請しました。報道によると、OCCは暗号取引所の申請を審査するのに12か月から18か月かかる可能性があります。

ICBAの要求と他の暗号企業の動き

ICBAの手紙は、OCCに対してCoinbaseの申請を却下するか、あるいは同社のビジネスプランおよび「法的、健全性、公共の利益に関する影響」の公的レビューのための時間をもっと与えるよう求めました。CointelegraphはOCCにコメントを求めましたが、発表時点では返答を得ていません。

暗号企業は米国規制当局からの通知を待っています。CoinbaseはOCCへの申請を通じて「銀行になる意図はない」と述べていますが、Ripple LabsやCircleなどの他の暗号企業も国家銀行チャーターを申請しています。この動きは、米国政府が決済ステーブルコインの枠組みを確立するための法律を通過させたことに続いています。

RippleとCircleの状況

RippleとCircleはそれぞれ独自のステーブルコイン、Ripple USDとUSDCを発行しています。OCCは先週、Rippleの申請の審査を終了する予定でしたが、火曜日の時点で政府部門は公に決定を発表していません。CointelegraphはRippleにコメントを求めましたが、発表時点では返答を得ていません。