Galaxy Digital、米国居住地変更を承認され、Nasdaq上場の道を切り開く

1か月前
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Galaxy DigitalのNasdaq上場準備

Galaxy Digitalは、米国証券取引委員会(SEC)から米国への居住地変更を承認され、暗号投資会社としてNasdaq株式市場への上場に向けての土台を整えました。Galaxyは、すでに上場しているトロント証券取引所からの承認と、5月9日の特別株主総会での株主の承認を得れば、5月中旬までに米国のテクノロジー市場であるNasdaqに上場できる見込みです。

居住地変更と上場準備

会社の発表によると、株主は米デラウェア州におけるGalaxy Digitalの居住地変更を承認する必要があります。この州はビジネスに優しい規制で知られており、上場準備が整いつつあります。Galaxyは4月にNasdaq上場のためのSECの承認を取得しており、必要な他の承認が得られれば、GLXYというティッカーシンボルでNasdaqで取引されることになります。

暗号資産に対する機関投資家の関心

これは、デジタル資産への機関投資家の関心が高まっている中、暗号が従来の金融市場とますます相互作用する資産クラスとして成熟してきていることを反映しています。また、Nasdaqに上場するStrategy社(旧MicroStrategy)は2024年12月に時価総額で最大100社の企業の指数に追加されることが決定しています。

ステーブルコインの新規株式公開

さらに、4月にはステーブルコイン発行会社のCircleが新規株式公開(IPO)を申請しました。これは、プライベート企業を主要な株式市場に上場させるためのプロセスです。

4月21日のThe Wall Street Journalによると、暗号カストディアンのBitGoCircle、取引所のCoinbase、ステーブルコイン企業のPaxosなど、他の暗号企業も米国で銀行の認可申請を検討しているとのことです。この動きは、顧客に貸し出しサービスを提供し、政府規制当局からの厳しい財務監視に従う従来の金融機関と、暗号企業との境界をさらに曖昧にすることになるでしょう。

なお、Circleの最高戦略責任者であるDante Disparteは、同社が既存の規制に従うために銀行ライセンスを取得する可能性があるものの、必ずしも銀行機関として運営するわけではないと明言しています。