Silo PharmaとFireblocksの提携
Silo Pharmaは、機関投資家向けのカストディアンであるFireblocksとの提携により、デジタル資産戦略の重要な柱を確保し、投資家がビットコインとイーサリアムのトレジャリーを保護する動きを支持していることから、株価が22%急騰しました。
提携の詳細
9月23日付のプレスリリースによると、ナスダック上場のバイオファーマ企業であるSiloは、機関向けの暗号資産トレジャリープラットフォームのカストディアンとしてFireblocksを選定しました。この契約により、FireblocksはSiloのデジタル資産運用を保護する役割を担い、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、およびソラナ(SOL)の保有資産の購入、ステーキング、管理を行います。
CEOのコメント
CEOのEric Weisblumは、この提携が「エンタープライズグレードのセキュリティとガバナンス基準」を同社の新たな暗号戦略に組み込むことを目的としていると述べました。「Fireblocksの実績ある機関向けインフラが、デジタル資産の購入、ステーキング、取引、管理における長期戦略を支えるための適切なパートナーであると信じています。これにより、株主のために長期的な価値を構築していきたい」とWeisblumは述べました。
デジタル資産への転換
Silo Pharmaのデジタル資産への転換は、8月5日に同社が暗号資産トレジャリー戦略の開始を発表したことから始まりました。SECへの提出書類では、Siloは「マルチチェーンのデジタル資産成長」を目指しており、特にビットコイン、イーサリアム、ソラナを挙げています。同社は、機会を捉えた購入を行い、ステーキングを活用して利回りを生み出し、資本保全に焦点を当てる意向を示しました。
新設の暗号アドバイザリーボード
この取り組みをリードするために、Siloは、機関金融とデジタル資産において20年以上の経験を持つ技術および取引のエグゼクティブであるCorwin Yuを新設の暗号アドバイザリーボードの責任者に任命しました。
初の購入と株価の反応
約1ヶ月後の9月16日、Siloはこのプログラムの下での最初の購入を開示し、イーサリアムとソラナのトークンを取得しました。具体的な金額は明らかにされていませんが、同社はトークンがすでにステーキングされており、収入を提供し、財務状況を強化していることを強調しました。
市場の反応とFireblocksの役割
Fireblocksがこれらの保有資産を保護するという最新の発表は、火曜日の取引セッションでSiloの株価を22%以上押し上げ、医薬品開発とデジタル資産トレジャー管理という異例の二重戦略に新たな注目を集めました。投資家は、大手金融機関に信頼される企業にカストディをアウトソーシングすることによって得られる信頼性に反応したようです。
Fireblocks自体は、デジタル資産エコシステムにおいて重要な存在となっており、同社のネットワークを通じて6兆ドル以上の移転を促進しています。そのプラットフォームは、盗難や損失のリスクを軽減するために設計されたマルチパーティ計算、Intel SGX、および層化認証手段を基盤としています。