ビットコインを火星に送ることが理論的に可能に:研究者たちの提案

7時間前
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ビットコインの惑星間送金の可能性

地球から火星にビットコインをわずか3分で送る方法が、既存の技術を用いて実現可能であることが明らかになりました。必要なのは、受け取る人または物です。

Proof-of-Transit Timestamping(PoTT)の発表

先月末、テクノロジー起業家のJose E. Puente氏と彼の同僚Carlos Puente氏は、Proof-of-Transit Timestamping(PoTT)を発表するホワイトペーパーを公開しました。この概念は、Cointelegraphに対して、ビットコインを惑星間で利用可能にするために必要な欠けている部分だと語りました。

取引の流れと技術的背景

具体的には、ビットコインユーザーが将来的に火星に送金したい場合、取引はユーザーから地上アンテナ、衛星、あるいは月の周りの中継を経由して移動することを示唆しています。各停留所で、取引は「スタンプ」を押され、その後目的地に到達するまで続きます。

「技術は本質的に準備が整っています。安定した地球–火星リンクが確立されれば、PoTTはその上に乗ることができ、ビットコインは惑星間でクリーンに機能する最初の通貨となります。」

送金の実現可能性と課題

稼働すれば、Puente氏はビットコインのLightning送金が火星にわずか3分で到達するか、最悪の場合22分かかる可能性があると述べました。26ヶ月ごとに発生する火星の2週間のブラックアウト期間について、Puente氏は「中継衛星を使って太陽の周りを意図的に迂回する」解決策があるかもしれないと述べました。

未来のビジョンと国際的な通貨基盤

Puente氏は、PoTTが今日テスト可能だと述べました。ビットコインはすでに宇宙に到達しています。この概念は、2018年12月にBlockstreamがビットコインを5つの衛星に接続して宇宙でのビットコイン取引を可能にした作業に基づいています。

「もし私たちが多惑星文明を真剣に考えているなら、特定の企業、政府、または地上ステーションに依存しないオープンで中立的な通貨基盤が必要です。」

Puente氏は、ビットコインが最も適切な惑星間通貨である理由を説明し、PoTTを広大な距離を越えて価値を移動させる実用的な方法として設計したと述べました。彼は、PoTTが星の居住可能なゾーン全体で惑星に依存しないように構築されていることを指摘し、生成される「旅行の受領証」は月や他の惑星に送信された取引からも到達可能であると述べました。