ポリゴンの幹部が語る、グローバルステーブルコインは「スーパサイクル」に突入

4時間前
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ステーブルコインの「スーパサイクル」

ポリゴンのグローバルペイメントおよびRWA責任者であるアイシュワリ・グプタ氏は、世界中のステーブルコインが「スーパサイクル」に突入していると考えています。彼は、今後5年以内にステーブルコインの発行者数が10万を超える可能性があると予測しています。

ステーブルコインの役割と影響

グプタ氏は、日本がJPYCのようなステーブルコインを使用して政府債券や政策刺激のパイロットに関与していることを強調し、ステーブルコインが中央銀行の権限を損なうのではなく、国家の経済主権のためのツールとして機能することを示しています。

彼は、ステーブルコインが法定通貨と同様に金融政策の影響を受け、国の通貨に対する世界的な需要を高める可能性があることを指摘しました。これは、ステーブルコインが米ドルの使用を増加させたのと同様です。

銀行システムへの影響と対応策

グプタ氏は、ステーブルコインの魅力的な利回りが銀行システムから低金利の預金をブロックチェーンに引き寄せているため、銀行の信用創造能力や低コスト資本の維持が弱まる可能性があると警告しました。

この競争に対処するために、彼は銀行が「デポジットトークン」を大規模に発行し、バランスシート上に資金を保持しつつ、顧客がブロックチェーン上で資産を使用できるようにすることを予想しています。

将来の決済システムの展望

また、ステーブルコインの数が急速に増加するにつれて、将来の決済システムは統一された決済レイヤーに依存することになると提案しました。これにより、ユーザーは任意のトークンで支払いを行い、商人は別のトークンで支払いを受け取ることができ、基盤となる変換がシームレスにバックグラウンドで行われることになります。