南アフリカのSygniaがBlackrockのIBITに連動したビットコインファンドを発表

12時間前
3分読む
3 ビュー

Sygniaの新しいファンドの概要

南アフリカの投資運用会社Sygniaは、BlackrockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)に連動する「Sygnia Life Bitcoin Plus Fund」を立ち上げました。このファンドは2025年6月1日に開始され、投資家がポートフォリオに暗号資産を追加するための専門的に管理された手段を提供することを目的としています。

ファンドの特徴と戦略

報告によると、このファンドはポータブルアルファ戦略を用いて、IBITのパフォーマンスを上回るリターンを生成する可能性があります。商品はSygniaのオンラインプラットフォームを通じて、年金受給者や小売投資家に提供されます。投資家はデジタル資産と直接やり取りすることはなく、ファンドがその管理を代行します。

「デジタルウォレットや取引所口座は不要です。専門的な管理がすべてを処理し、あなたはデジタル資産革命にアクセスできます」とSygniaは述べています。

過去の試みと規制の状況

Sygniaは以前、南アフリカでの暗号資産投資オプションの先駆けを試みましたが、その提案は2度却下されました。2021年にBitcoin.com Newsが報じたところによれば、ヨハネスブルグ証券取引所(JSE)は、暗号資産に関する規制枠組みが不足しているとして、Sygniaのビットコイン上場投資信託(ETF)の上場申請を拒否しました。

その後、JSEは、ETFや上場投資ノート(ETN)などの上場暗号資産ファンドが2026年初頭に利用可能になる可能性があることを示唆しています。しかし、SygniaはIBIT、世界最大のスポットビットコインETFにその暗号資産投資商品を結びつける異なる道を選びました。

リスクと手数料

Sygnia Life Bitcoin Plus Fundは規制されていますが、同社はこれを高リスク商品として分類し、暗号投資の固有の危険性について厳重な警告を発しています。このファンドのリターンは「極端な価格変動」にさらされており、「損失、盗難、またはプライベートキーの侵害」の可能性があります。

Sygniaはまた、大規模な投資家による売却、セキュリティの脅威、中央銀行デジタル通貨からの競争に関するリスクについても警告しています。同社はファンドに対して年率1.20%の管理手数料を請求しています。